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自分らしい幸せな最期を迎えるために家族と話し合っておくべき3つのこと

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死生観とは、「死」と「生」に対する考え方。

死生観を考えることで自分や家族の「死」と向き合い、大切なもがよりハッキリし、人生をより充実させることができるといわれています。

また「自分らしい最期」を迎えられたり、遺される家族への負担も軽減できるのもメリットのひとつです。

この記事では、数年前に亡くした認知症の祖母から学んだ『自分らしい最期』『家族にとっても後悔を残さない最期』にするために、わたしが考える3つことを記しておきます。

祖母の死で後悔した・学んだ5つのこと|ああすればよかったと悔やまないために

これから書くことは、可能であれば健康なときから家族で共有しておいてほしい内容です。

ぜひ家族みんなでお互いの人生について話し合ってみてください。

参考 人生会議とは?ゼロからはじめる人生会議

尊厳死・延命措置

延命措置について

わたしたち家族が1番困り、悩んだことは延命治療についてです。

個人的に1番、日頃から家族で話し合ってほしい内容がこの尊厳死について。

自分らしい最期を迎えるためにも、遺される家族のストレス軽減のためにもお互いの尊厳死について考えを共有することはとても大切です。

尊厳死とは
尊厳死は、不治の病や末期の患者が本人の意志の基づいて延命治療を行わず、人間としての尊厳を守りながら最期を迎えることをいいます。 単に死期を引き延ばすだけの延命措置は行わず、自然の経過にまかせそのまま死を受け入れることが尊厳死です。

【体験談】祖母の場合

わたしの祖母の場合でお話します。

朝、突然意識なく救急車で運ばれ、搬送先の医師に「もしものとき延命措置を行うかどうか考えておいてください。」といわれ、家族で話し合いました。

生前から意思確認をしていない場合や、意識がなく本人の希望が聞けないときは家族がその決断をするのです。

大切な家族が危機的な状態というだけでもショックなのに、心が落ち着かないまま祖母の生死について決断を迫られるストレスは莫大。

高齢で体が小さく痩せていた祖母は、心臓マッサージなどで肋骨を折る可能性が高い、それでも延命措置を希望するかどうかできるだけ早く決めてほしいと言われました。

このように本人の希望がわからない場合は、家族が尊厳死について決断する場合があることを知ってほしいのです。

もちろん本人が生前から尊厳死を希望していても、死期が迫ってくると家族がそれを拒否する場合もあるでしょう。

しかし、いずれにしても「どんな医療を受けたいのか」という本人の意志を確認することはとても大切です。


2022年6月に発行された自分らしい最期を生きた人の9つの物語という書籍の著者が感じた救急科で感じた違和感。それらについて深く知れる記事を見つけたので紹介します。

参考 バキバキと骨が折れても心臓マッサージは続く…救急科の看護師が目を背けたくなった「延命治療」の壮絶さプレジデントオンライン

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残された時間でやりたいこと

尊厳死にも関わることですが、今後の人生をどう生きるか、何をしたいかを考えることも大切です。

わたしの祖母の場合は、生前「絵を描きたい、習いたい」と言っていたので100円ショップで揃えられる簡単な画材を買って渡したこともあります。

しかし一緒に絵を描くことなく意識不明となり、寝たきりとなり体力も奪われていき結局、使わずに亡くなってしまいました。

残された生命の時間でやりたいことを実行することで充実感が得られ、生きる意味を感じることができると思います。

また祖母は戦争の影響で高校に通えなかったことから、「勉強したい」「学校に通いたい」と話していたので定時制高校を勧めました。

しかし、これも結局通わずじまいになってしまいとなってしまったのです。

今となってはもっと話しを聞いてあげられたら、足踏みをしている理由や不安などを理解してあげることもできたかもしれないなと考えています。

特にわたしの祖母の場合、認知症+大腿骨骨折→体力減→意識不明という過程で、認知症が分かり大腿骨骨折から坂道を転げ落ちるように悪化していき、意識不明の救急搬送から1年ほどで亡くなったのでやりたいことを満足にさせてあげらませんでした。

高齢者の場合、骨密度や体力の低下などから大腿骨を骨折した後1年に死亡する確率が上昇し80歳以上で20%、90歳で30%といわれています。

さらに入院生活で寝たきりとなり筋力も衰え認知症も進行していく悪循環。

実際、祖母も大腿骨骨折から寝たきりとなり食事の量が減り体力が戻らず亡くなるまでベッドっで点滴に繋がれたまま体を動かすことなく衰弱していきました。

なので、残りの人生をより豊かに生きられるよう人生でやっておきたかったことは、可能なかぎりチャレンジしてみることをおすすめします。

そのためには、本人の意欲や覚悟はもちろん周囲の人たちの強力が必要です。

できるかぎり希望が叶えられるように最大限のサポートをしてあげてください。

どこで最期を迎えたいか

高齢夫婦

みなさんは死期を悟った際、多くの人が考える人生最期の迎えかたをどう考えているでしょうか。

おそらく住み慣れた家や介護・医療ケアが充実している病院といった医療施設を望む人が多いのではないかと思います。

実際、67歳〜81歳の当事者を対象に『人生の最期をむかえる場所』について全国調査を行った日本財団の発表によると58.5%が「自宅」、次いで33.9%が病院や診療所などの「医療施設」を望む結果となりました。

日本財団調査 最期を迎える場所
出典:人生の最期の迎え方に関する全国調査結果|日本財団

反対に絶対に避けたい場所に42.1%が「子の家」、34.4%が「介護施設」と回答。

95.1%の当事者が最期を迎える場所を考える際に「家族の負担にならないこと」を重視していることに対し、85.7%の子世代は「(親が)家族等との十分な時間を過ごせること」と回答し親子でギャップがあることが分かりました。

自分らしい最期を迎えるために多くの人が自宅を望んでいますが、実際約8割の当事者は病院で亡くなっています。

現在では、新型コロナウイルスの影響もあり在宅医療を希望する人も増えてきているので、興味がある人は早めに情報収集をしておくと安心なのではないでしょうか。

とくに東京都二十三区、大阪市、京都市、名古屋市、仙台市などの大都市では、在宅医が確実に見つかる傾向があります。

しかし都市近郊や地方都市では、在宅医を見つけることが困難な傾向が多くあるため在宅医療を望むのであれば、できるだけ早めに行動したほうが本人の希望にそう最期を迎えられるはずです。

在宅医療について詳細や在宅医を探すにはこちらを参考にしてみてください。

参考 在宅医療ネットワーク全国在宅医療支援医協会

またこのような書籍もおすすめです。

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在宅での看取りに10年以上関わり、年間100人以上の看取りをしている在宅医療専門・中村明澄医師が書いた本です。

自分の意思を伝えるために

 

もしものときのエンディングノート

 これら3つの希望を明確にして家族や周りに伝えるためには、日頃から人生会議を行い意思を共有することが大切です。

会議といってもそんな改まった雰囲気でなくて構いません。

たとえば生死観について考えるような映画や、ドキュメンタリーなどを一緒に観ているとき「わたしが死んだら○○してほしいな」「○○になったら治療はこうしてほしい」など自分の気持を相手に話しておくことが大切です。

そういう時間がとれないなら書面に書き、その場所を伝えるといった方法でもいいでしょう。

わたしの祖母は認知症+入れ歯を作り直す前で、会話や意思の疎通が難しい状況でした。

また弱ってくると、喋られなくなったり文字を書けなくなる可能性も高いので、元気なうちに家族とお互いの意思を確認しておくと安心ですね。

エンディングノートを活用する

自分の意志を伝えるのに非常に役立つノートがたくさん販売されています。

最近では100円ショップでも取り扱っているので、手軽に「もしものとき」に備えたい人はこちらを参考にしてみてください。
ダイソー もしもノート全5種類 DAISOで話題『もしもノート』を活用して万が一のときに役立てよう【全5種類レビュー】

家族と離れて暮らしている人やなかなか話し合いができない人、何を伝えたらいいか分からない人におすすめです。

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これらのノートには、あらかじめ必要な記入欄が設けられているので、書くことに迷うことなく自分の意志を残しておくことができます。

終活を親と話し合うきっかけは?わたしが50代母にエンディングノートを渡して話したこと

臓器提供意思カードの記入

脳死や心臓の停止した死後の臓器移植について、存命中に本人による意思を表示することが可能です。

 ・健康保険証

・ 運転免許証

・マイナンバーカード

・意思表示カード

意思登録サイト

※各記入欄の詳細は日本臓器移植ネットワークにてご確認ください

健康保険証や運転免許証、マイナンバーカードといった公的な身分証明書の他にも、日本臓器移植ネットワークが発行・運営しているカードやサイトを活用することもできます。

意思表示カードは役所や警察署、郵便局、保健所、運転免許センター、一部のコンビニや病院などに無料で置いてあります。

また日本臓器移植ネットワークのフォームから申請することも可能です。

死を意識して真っ先にしておくこと

 

家族団らん

余命宣告を受けたり、自分に死が近づいていることを感じたら真っ先にやっておくこと。

何よりも自分や相手の意志を共有することが大切です。そのためには、やはり伝えなければいけません。

人間だれだって、いつどうなるか分からないのです。なので本来から日頃から愛や感謝の気持ちを述べておくほうがいい。

しかし、なかなかそう簡単にはできないのが人間ですよね。

なので遅くても死を意識するようになったら真っ先に大切な人、伝えたい人に一言でもいいので言葉を遺してあげてください。

言葉がしゃべれる、文字が書ける、意思疎通ができるうちに。

参考 人が「死ぬとき」何が起きるのか? 死に「立ち会ってきた人たち」が目の当たりにした光景(現代ビジネス)-Yahoo!ニュース